カテゴリ:心房細動・狭心症・心筋梗塞・心不全のエントリー一覧
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カテーテル・アブレーションで心房細動から解放されるの?
発作性心房細動などの不整脈の治療には、まず最初に不整脈の治療剤が使用されますが、同時に心原性脳梗塞の予防に抗凝血薬(抗血栓症予防薬)のワーファリンが使用されます。今ではワーファリンは心房細動の患者様にはなくてはならないものです。しかし、相互作用が多く薬物併用や食事制限を厳しく受けるために患者様にとっては悩みの種でもあります。心房細動に対して不整脈治療剤がどうしても無効なケースには最近国内でも普及し...
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EPAの本命は狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患?
EPAは、炭素数が20、不飽和結合が5個のn-3系の直鎖の多価不飽和脂肪酸で、イワシ、マグロ、サバ、カツオ、サンマなどの青味魚の脂肪に含まれる必須脂肪酸の一つです。魚やアザラシを常食するアラスカのイヌイットでは、脂肪摂取量が多いにもかかわらず血栓症や心疾患が非常に少ないことから注目された栄養素です。俗に「動脈硬化、脂質異常症(高脂血症)、認知症などの予防や改善によい」、「アトピー、アレルギー等によい」など...
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医学的なエビデンス(EBM*)に基づいたサプリ&ハーブ情報(2)
医学的なエビデンス(EBM*)に基づいたサプリ&ハーブ(2)・うっ血性心不全、高血圧 ランクB:コエンザイムQ10 (1)ビタミンEに匹敵する抗酸化作用を有し、ビタミンEよりも効果が速くて持続します。コエンザイムQ10は、1957年に始めて抽出され、1970年には抗酸化作用があることが証明されました。ほかにも、免疫力を強くする働きや運動能力を向上させる働きなどさまざまな作用をもっていることがわかってきています。「ナ...
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マグネシウム(Mg):(カルシウムとバランス) :ミネラル
マグネシウム(Mg):(カルシウムとバランス) (1)生体内300種類以上の酵素反応に関与し、糖質などの新陳代謝を調整します。 (2)慢性的不足は循環器系障害、狭心症、心筋梗塞を起こしやすくなります。 (3)抗ストレスミネラルとも呼ばれ、不足すると精神症状、神経症状があらわれることがあります。 (4)二日酔を予防または改善する作用があります。よって、酒のツマミはアーモンド、ピーナッツ、海藻類などマグネシウム...
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心房細動にはワルファリンは必須?
高齢化とともに心房細動は増加しています。心房細動は脈拍の間隔がバラバラになり頻繁んに脈をうつ不整脈です。高齢者で治療を要する不整脈として最もよく見られるものです。心房細動の自覚症状は動悸ですが、発作性心房細動と慢性の持続性心房細動があります。どちらも脳梗塞などの心原性由来の脳塞栓を引き起こす原因となるので注意が必要です。脳梗塞の原因の1/3を心房細動が占めると言われているぐらいです。心房細動では心房...