アルツハイマー型認知症への接し方は?
認知症(アルツハイマー型認知症) - 2010年10月22日 (金)
接し方で最も大事なこと
人間は認知症という障害を抱えながらも幸福に生きられるし、また幸福に生きる権利があります。
その人を丸ごと受け入れて、出来るだけ機嫌の良い状態を保つように努めましょう。
認知症の特質(たとえば、忘れやすいということ)をうまく利用するといいのです。
「ご飯まだですか。」(物忘れ)
本人には納得してもらうことが大事で、何が事実か正しいかで争ってはいけません。
反感や被害妄想的な感情を抱きかねません。
「さっき食べたでしょう」→「私は食べていません。自分たちだけ食べて私にはたべさせてくれないの」 と言われたら、
さあ、あなたならどうします?
「もうすぐ出来るから待っててね」
「ちょっとつくるの手伝って」
好きなお菓子や果物を与えて「もうすぐできるから、そこで待っててね」
(待っているうちに忘れてもらうのが一つの手段です。話題を変え、「忘れること」を利用します。)
「財布を盗まれた。」(妄想)
大切なものをしまい込んで忘れてしまった。
「誰かがとったに違いない」と疑う。
さあ、あなたならどうします?
「それは困りましたね。一緒にさがしましょう。」
見つけても自分の手柄にはせず、「このあたりを探してみましょう。」と導いて
「あったぁ、よかった」と喜びをわかちあいましょう。
同じ感情を共有して、味方になりましょう。
「今日は何日だい?」(見当識障害)
今日がいつで、ここがどこなのか不安なため
「今日は何日?」と何回でもきくことがあります。
決して、つっけんどんな受け答えをしてはいけません。悲しい思いをさせてしまいます。
そんな時は、大きな日めくりカレンダーの前に一緒に行き、「ああ、今日はX日なのね」と一緒に納得しましょう。同じ立場になり、不安を取り除くことが大切です。
「あなたは、どなたですか」(人物誤認)
何年も一緒に暮らしてきたのにわからなくなってきます。
言い争うとよけいややこしくなります。
「○○です。よろしくお願いします。」
ショックな話ですが、現実を優しく受けいれましょう
否定をしないで、まず受け入れることが大切です。
帰り道がわからなくなる(徘徊)
帰り道がわからなくなって徘徊しはじめます。
あなたならどうする。
玄関の戸にベルをつけておく。
住所、名前、電話番号を書いた名札を
着衣につける。
名刺にしてもたせる。
ペンダントとして首にぶらさげておく。
行きそうなところにあらかじめお願いしておく。
「誰かがねらっている」(幻覚)
本人は本気で怖がっていますからいくら「何もいないじゃない」と説得しても納得しません。
さあ、あなたならどうします?
「私がいるから大丈夫」
「一緒に退治しましょう」と言って安心感を抱かせるようにしましょう。
症状が続くようだと、専門医に相談。精神が安定する薬をだしてもらったり、生活指導を受けましょう。
腹を立てて攻撃的になる(性格変化)
感情をコントロールする能力の低下や、数々な思いを上手に表現することができないもどかしさで、怒りっぽくなったり泣きやすくなる人がいます。
介護者が冷静になって対応することが大事です。
上手に話題を変えながら、注意を別の方向にもっていく。
とりあえずその場を離れ一定時間、間をおいて本人が忘れるのを待つなどの工夫。
症状が続くようだと、専門医に相談。精神が安定する薬をだしてもらったり、生活指導を受けましょう。
失禁・不潔行為(問題行動)
不潔行為は「失敗したことを隠したい」という羞恥心や自尊心のあらわれだとされています。
「そろそろ用便か」と思うときに一緒にトイレにいく。
失禁したら「ちょっとぬれたから替えましょうか」、「新しいほうが気持ちいいですよ。」と言って平静に始末をしましょう。
厳しく叱責することは逆効果です。
夜間せん妄ほか
夜起き出してウロウロする。
幻覚を本当のことのように思い込んでおびえる
興奮して錯乱状態になる。
無理やり静かにさせたりしないでしばらくは様子をみて気が紛れるように他の部屋へ行ったり、お茶を飲むようにしたりしてみましょう。
どうやって医師に合わせるか
「ぼけたくない」という気持ちは強い。
「ぼけたからこの薬を飲みなさい。」ではなく、「ぼけないようにこの薬をのみましょう。」
「ぼけの予防のためにお医者さんに相談しましょう。」といって説得する方が効果的。
ご家族の方へ
認知症の高齢者も機嫌のいいときは落ち着いています。
認知症の高齢者が落ち着かなかったり問題行動を起こしたりするのは、実は介護者の不安や動揺や嫌悪を感じているせいかもしれません。
やさしく接してあげましょう。
引用: 筑波大 高橋正雄教授監修資料より
関連記事1:アルツハイマー型認知症はどうやって予防するの?
関連記事2:アルツハイマー型認知症と正しく向き合うには?
関連記事3:アルツハイマー型認知症にいいサプリメントは?
関連記事4:コエンザイムQ10(CQ10)がアルハイマー型認知症に有効?
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人間は認知症という障害を抱えながらも幸福に生きられるし、また幸福に生きる権利があります。
その人を丸ごと受け入れて、出来るだけ機嫌の良い状態を保つように努めましょう。
認知症の特質(たとえば、忘れやすいということ)をうまく利用するといいのです。
「ご飯まだですか。」(物忘れ)
本人には納得してもらうことが大事で、何が事実か正しいかで争ってはいけません。
反感や被害妄想的な感情を抱きかねません。
「さっき食べたでしょう」→「私は食べていません。自分たちだけ食べて私にはたべさせてくれないの」 と言われたら、
さあ、あなたならどうします?
「もうすぐ出来るから待っててね」
「ちょっとつくるの手伝って」
好きなお菓子や果物を与えて「もうすぐできるから、そこで待っててね」
(待っているうちに忘れてもらうのが一つの手段です。話題を変え、「忘れること」を利用します。)
「財布を盗まれた。」(妄想)
大切なものをしまい込んで忘れてしまった。
「誰かがとったに違いない」と疑う。
さあ、あなたならどうします?
「それは困りましたね。一緒にさがしましょう。」
見つけても自分の手柄にはせず、「このあたりを探してみましょう。」と導いて
「あったぁ、よかった」と喜びをわかちあいましょう。
同じ感情を共有して、味方になりましょう。
「今日は何日だい?」(見当識障害)
今日がいつで、ここがどこなのか不安なため
「今日は何日?」と何回でもきくことがあります。
決して、つっけんどんな受け答えをしてはいけません。悲しい思いをさせてしまいます。
そんな時は、大きな日めくりカレンダーの前に一緒に行き、「ああ、今日はX日なのね」と一緒に納得しましょう。同じ立場になり、不安を取り除くことが大切です。
「あなたは、どなたですか」(人物誤認)
何年も一緒に暮らしてきたのにわからなくなってきます。
言い争うとよけいややこしくなります。
「○○です。よろしくお願いします。」
ショックな話ですが、現実を優しく受けいれましょう
否定をしないで、まず受け入れることが大切です。
帰り道がわからなくなる(徘徊)
帰り道がわからなくなって徘徊しはじめます。
あなたならどうする。
玄関の戸にベルをつけておく。
住所、名前、電話番号を書いた名札を
着衣につける。
名刺にしてもたせる。
ペンダントとして首にぶらさげておく。
行きそうなところにあらかじめお願いしておく。
「誰かがねらっている」(幻覚)
本人は本気で怖がっていますからいくら「何もいないじゃない」と説得しても納得しません。
さあ、あなたならどうします?
「私がいるから大丈夫」
「一緒に退治しましょう」と言って安心感を抱かせるようにしましょう。
症状が続くようだと、専門医に相談。精神が安定する薬をだしてもらったり、生活指導を受けましょう。
腹を立てて攻撃的になる(性格変化)
感情をコントロールする能力の低下や、数々な思いを上手に表現することができないもどかしさで、怒りっぽくなったり泣きやすくなる人がいます。
介護者が冷静になって対応することが大事です。
上手に話題を変えながら、注意を別の方向にもっていく。
とりあえずその場を離れ一定時間、間をおいて本人が忘れるのを待つなどの工夫。
症状が続くようだと、専門医に相談。精神が安定する薬をだしてもらったり、生活指導を受けましょう。
失禁・不潔行為(問題行動)
不潔行為は「失敗したことを隠したい」という羞恥心や自尊心のあらわれだとされています。
「そろそろ用便か」と思うときに一緒にトイレにいく。
失禁したら「ちょっとぬれたから替えましょうか」、「新しいほうが気持ちいいですよ。」と言って平静に始末をしましょう。
厳しく叱責することは逆効果です。
夜間せん妄ほか
夜起き出してウロウロする。
幻覚を本当のことのように思い込んでおびえる
興奮して錯乱状態になる。
無理やり静かにさせたりしないでしばらくは様子をみて気が紛れるように他の部屋へ行ったり、お茶を飲むようにしたりしてみましょう。
どうやって医師に合わせるか
「ぼけたくない」という気持ちは強い。
「ぼけたからこの薬を飲みなさい。」ではなく、「ぼけないようにこの薬をのみましょう。」
「ぼけの予防のためにお医者さんに相談しましょう。」といって説得する方が効果的。
ご家族の方へ
認知症の高齢者も機嫌のいいときは落ち着いています。
認知症の高齢者が落ち着かなかったり問題行動を起こしたりするのは、実は介護者の不安や動揺や嫌悪を感じているせいかもしれません。
やさしく接してあげましょう。
引用: 筑波大 高橋正雄教授監修資料より
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