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くすりのとくさん

Author:くすりのとくさん
<プロフィール> 
トクダ健康メディカル 代表
徳田 正武(TOKUDA MASATAKE)
健康メディカルコンサルタント
&アドバイザー 

国内大手製薬会社で40年のキャリアがあります。 薬剤師、薬理学修士、慶應義塾大MBA(嶋口ゼミ)取得者で血栓止血領域(ワルファリン等)・血管・CT・MRI造影剤領域プロダクトマネージャー、安全管理部(GVP)、渉外部、医療機器分野の新規事業部長の経験があります。

趣味:パラグライダー、フライフィッシング、ゴルフ、テニスなど

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ご案内(掲示板):最も権威あるサプリ情報


ナチュラルメディスン(メディカルハーブ&サプリ)の世界には医学的にエビデンス(根拠)のない情報があふれかえっているのも事実です。高血圧症にいいとか、ガンにいいとか、コレステロールを下げるとかなど何を根拠に言っているのか疑問に思われる情報が飛び交っています。どれが本当でどれがウソなのかわからなくなっています。

このブログでは世界で最も権威のあるハーブ&サプリメントの聖書として有名な 「ナチュラルスタンダードによる有効性評価 ハーブ&サプリメント」でAランク、Bランクを中心に(一部Cランクまで)を紹介しています。
ランク付けは「 A:強力な科学的根拠がある   B:十分な科学的根拠がある  C:不確かあるいは相反する科学的根拠がある」となっています。

「ナチュラルスタンダードによる有効性評価 ハーブ&サプリメント」(キャサリン・E.ウルブリヒト&イーサン・M.バッシュ編集 産調出版 定価24,000円)

→「 医学的なエビデンス(EBM*)に基づいたサプリ&ハーブ情報」の詳細ページを開く

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血圧低下作用のあるサプリメントとメディカルハーブは?

カリウム(K) →カリウムの関連記事を開く
ナトリウム排泄を促進し、血圧降下作用。
煮ると栄養素(K)が1/3失われるため、新鮮な状態で食べる方がお薦め。

各種フルーツにはカリウムの含量は多く含有(200~500mg)。カリウム(K)を多く含む食品:こんぶ(3200mg/100g)、わかめ(5200mg/100g)、ほうれんそう(1863mg/1束)、里芋(383mg/中1個60g)、芽キャベツ91mg(1個15g)、アボガド(630mg/半分個)、各種フルーツ(200~500mg)

タウリン(含硫アミノ酸)  →タウリン関連記事を開く
交感神経抑制作用による血圧低下。肝機能を強化してコレステロールの処理能力を増加。肝臓での胆汁酸の分泌を促進し肝細胞の再生を促して細胞膜を安定化。コレステロールが原因の胆石症を防止。タウリンを多く含む食品:たこ、するめいか、さざえ、ほたて貝、はまぐり、鯖、鰯の血合い


ラミニン(糖タンパク質) →関連記事を開く
上皮細胞を結合組織に接着。動脈壁を強化。血圧低下作用があり。ラミニンを多く含む食品:こんぶ、わかめ


ゴマリグナン類 (セサミン等) (水溶性食物繊維、ファイトケミカル)  →セサミン関連記事を開く
50%以上を占める主成分である「セサミン」には不老長寿の根拠となる優れた効果がある。セサミンには強力な抗酸化作用があり、リノール酸とオレイン酸は効力を失うことなく、体内の悪玉コレステロールを抑える。
活性酸素の発生率が高い肝臓に直接働きかけて肝臓の機能を強化し、肝臓がんの発生を抑える。(抗がん作用)
アルコールの分解をスムーズに進めるため、二日酔いや悪酔いを防止。
ビタミンEと協力して活性酸素を取り除く。
毛細血管の血行促進による血圧低下作用。
ダイエット効果。なかなか燃焼しにくい脂肪を燃えやすいように溶かし出す効果がある。
その他、細胞を活性化させることによる肌や髪の毛の健康を守る美容効果、
冷え性や肩コリを改善する効果、ホルモンの分泌異常を調節して更年期障害の症状を改善したり骨粗鬆症を予防する効果がある。


アルギン酸(海藻のヌルヌル成分 水溶性食物繊維) →アルギン酸の関連記事を開く
Na排泄を促進して血圧低下作用。胆汁酸を排出して原料となるコレステロールを消費。便秘を解消し、大腸がんの予防効果。アルギン酸 を多く含む食品:    こんぶ、わかめ、のり、ひじき

キチン・キトサン (その他の食物繊維)  →キチン・キトサン の関連記事を開く
コレステロールの肝臓への吸収・吸着を抑制。また、胆汁酸を吸着してコレステロールの排泄を促進。Naを吸着して排泄し血圧低下作用。脂肪吸収阻止作用。脂肪の吸収を抑制し肥満を防止。免疫力強化作用。その他、腎機能の正常化、血栓予防、肝臓機能強化などの作用が確認されている。キチン・キトサンを多く含む食品:カニの甲羅(ズワイガニの甲羅の主成分であるキチンを分解してキトサンを抽出。)

α-リノレン酸 (多価不飽和脂肪酸)、 →α-リノレン酸の関連記事1①を開く
α-リノレン酸の関連記事②を開く
n-3系列のα-リノレン酸は良質の多価不飽和脂肪酸。血小板の凝集抑制による血栓予防効果、末梢の血流促進による血圧低下作用がある。α-リノレン酸を多く含む食品:しそ油、えごま油、くるみ、マーガリン、大豆、海藻類

1)EPA(エイコサペンタエン酸)  →EPAの関連記事を開く
(1)血小板の凝集抑制による血栓予防効果。 (EPA>DHA)
(2)血中の中性脂肪を減らす。(EPA>DHA)
(3)LDLコレステロールを減らしHDLを増やす。
この作用はDHAドコサヘキサエン酸)の方が強い作用を持っている。(DHA>EPA)
(4)炎症をしずめる効果。
炎症を抑えるために変形性膝関節症や慢性関節リウマチなどに有効。(EPA>DHA)
EPA(エイコサペンタエン酸) を多く含む食品:
     脂ののった青背の魚(あじ、いわし、さば、かつお、さんま)刺身 、


2)DHA(ドコサヘキサエン酸)  →DHAの関連記事を開く  
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、人間にとって必要な栄養素であるにも関わらず身近な植物や陸上動物には存在していません。n-3系列の多価不飽和脂肪酸で、植物油などα-リノレン酸を含む食品を摂取すると、体のなかでEPAを経て合成されることがわかっています。  また、EPAと同様に魚の脂肪に多く含まれており、供給源として期待されるのは脂肪の多い魚です。いわし油にはEPA、DHAともに約10%、まぐろの目の脂肪にはDHAが約30%含まれています。
(1) 血小板の凝集抑制による血栓予防効果があります。(EPA>DHA)
(2)血中の中性脂肪を減らします。(EPA>DHA)
(3)LDLコレステロールを減らしHDLを増やします。(DHA>EPA)
(4) 血液脳関門を通過するため脳における記憶・学習能力を高めることが出来ます。(DHAのみ) (中枢に作用)
(5) 神経細胞を修復・活性化させ、アルツハイマー病や痴呆症を予防します。(DHAのみ)
(6)末梢血流促進による血圧低下作用があります。(DHA>EPA)
(7)過剰なアラキドン酸の生成抑制により抗がん作用を発揮します。(DHA>EPA)
DHAはプロスタグランジンE2を正常に保つ作用があるため、過剰なアラキドン酸から作られるプロスタグランディンE2の免疫機能低下を抑制させるだけでなく、ガンの増殖を抑制します。
(8)精神を安定化させる作用があります。(敵意性の低下)(DHA>EPA)
(9)抗がん剤による脱毛を抑制します。(DHA>EPA)
DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含む食品
魚の目ののまわり、鰻の蒲焼、マグロ、ぶり、さば、いわし 、


アントシアニン →アントシアニン(ポリフェノール)の関連記事を開く
(1)血圧を上昇する酵素の働きを阻害して高血圧を予防します。
(2)血小板の凝集抑制作用があります。
(3)毛細血管を保護し、脆弱化を防止します。
(4)視力を向上させ、眼精疲労を改善します。
(5)肝臓機能を強化します。
アントシアニンを多く含む食品
ブルーベリーの皮、ブルーベリージャム、ぶどう


カテキン類(カテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート) →カテキンの関連記事を開く
お茶の葉や葉芽に含まれている水溶性成分で、苦味があります。お茶の苦味の成分は一般に”タンニン”と呼ばれてきましたが、タンニンを形成する成分の一部がカテキンです。
カテキンは緑茶中に10~15%含まれていますが、カテキンというのは総称であって、緑茶の中には”エピガロカテキンガレート(EGCG)”、”エピガロカテキン(EGC)”、 ”エピカテキンガレート(ECG)”、 ”エピカテキン(EC)” 、”ガロカテキン(GC)”の5種類のカテキンが含まれています。その 中でも”エピガロカテキンガレート(EGCG)”が特に薬理効果が優れていると言 われています。 EGCGは紅茶やウーロン茶にも含まれているが、緑茶に最も多く含まれている。
(1)強い抗酸化作用とACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害作用があります。
(2)O-157やピロリ菌にも効く強い殺菌作用があります。
(3)抗ウイルス作用があります。(お茶によるうがいも有効です。)
(4)がん細胞の増殖抑制作用および傷ついた細胞の保護作用があります。
(5)胆汁酸の排泄促進、コレステロールの低下作用があります。
(6)血糖の急激な上昇を抑えます。
(7)アレルギー症状を抑えます。
緑茶


ルチン(フラボノール)
 (1) 毛細血管の強化作用があります。
 (2)高血圧を防止します。
(3)脳細胞の酸化を防止します。
    そば

エリオシトリン(フラボノイド系) →エリオシトリンの関連記事を開く
レモンやライム特有の黄色い色素でフラボノイドの仲間です。とくに皮には果汁の10倍(200mg)のエリオシトシンが含まれています。
(1)強い抗酸化作用を有し、脂質の酸化を防いでがんや生活習慣病を予防します。
(2)血圧の上昇を抑える作用があります。
レモン、ライム

スコルジン
にんにくの無臭成分です。
(1)血小板の凝集抑制作用がある。
(2)血中のコレステロール、中性脂肪を下げる作用があります。
(3)血圧を下げる作用があります。
(4)糖代謝を促進し疲労回復を促すビタミンB1の働きを高めます。
    にんにく

ブチルフタリド(その他のファイトケミカル)
(1)血圧をコントロールするホルモンを調整し、血圧を正常に保ちます。
(2)利尿作用があり、余分な水分を排出してむくみをとります。
(3)尿路感染症の予防にも役立ちます。
(4)興奮やイライラを抑えるなど鎮静作用があります。セロリの香りの成分アピインにも鎮静作用があります。
セロリ

エリタデニン →エリタデニンの関連記事を開く
(1)肝臓で作られるコレステロールの量を調整します。
(2)LDLを減らし、HDLを増やす作用があります。
(3)血圧の上昇を抑える働きがあります。
(4)血小板凝集抑制があります。
しいたけのうまみ成分はグアニル酸で、エリタデニンとともに血小板凝集抑制を発揮します。
しいたけ


テオブロミン →テオブロミンの関連記事を開く
チョコレートやココアのほろ苦さのもとです。
(1)リラックス効果があります。
(2)血圧を安定化させます。
(3)集中力を高めて、学習能力をアップさせます。
チョコレート、ココア

γ-アミノ酪酸(GABA)
(1)脳に存在する抑制性の神経伝達物質です。
アミノ酸の一種で、主な効能は脳や脊髄に多く存在する神経伝達物質として働く生理作用です。GABAが脳内に十分にあると、脳の血流を改善して酸素供給量が増加し、脳細胞の代謝機能を促進させます。この働きのため、すでに脳卒中後遺症や肝機能改善のために医療の現場で用いられています。
(2)脳の血流を促進し、脳細胞を活性化させる。
脳の血流を促進し脳血管性痴呆の予防や睡眠障害、うつ症状にも改善効果が認められています。
(3)血圧低下作用がある。
血圧降下作用があり、高血圧を改善する成分として注目されるなど、GABAについての研究は今も進んでおり、その生理機能に多くの期待が寄せられている。
(4)更年期障害や自律神経障害に有効です。
更年期障害や自律神経障害に見られる怒りっぽい、イライラ、不眠、不定愁訴などを緩和する働きもあることがわかっています。

関連記事1:血糖値が気になる方のサプリメントは?
関連記事2:肝臓にいいサプリ、ハーブ、健康食品は?
関連記事3:糖尿病の予防にいい食品は?
関連記事4:本当にコレステロールを下げる食事とは?

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このエントリーのタグ: メディカルハーブ&サプリメント EBM
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by EBMで裏付けされた健康食品、サプリ&ハーブ情報 on 2010/09/15 at 22:44:13

くすりのとくさん がお薦めする 「サプリメントとメディカルハーブのお薦め商品」と「とっておき情報」 を紹介します。 最新記事からの抜粋。 血圧低下作用のあるサプリとハーブは? タウリンと血圧低下、肝機能改善 ゴマリグナン類 (セサミン等) (水溶性食物繊?...

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